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ゴミは分別した方がエコというのは本当なのか?
恐らくトップスリーに入るのではないだろうか。昨年の東日本大震災の際にも世界から
驚嘆の目で見られたのも、真摯な国民性によるところが大きい。
しかし、この真面目さや我慢強さは一方で危険な面も持っている。自分の意見を貫く
ことよりも和をもって尊しとするために、強い意図、あるいは既得権益を守りたい人たち
に乗せられやすいのだ。
第2次世界大戦へ向かった日本の例までさかのぼることをしなくても、あれだけ大規模
な原発事故を起こしても、既得権たっぷりの原発村の強固な組織を崩すことができない。
また、日本の成長や発展はそっちのけで自らの既得権益を守ることを最優先する官僚組織
にもなかなかメスが入らない。
■ゴミは分別した方がエコというのは本当か
もっと卑近な例の方が分かりやすいかもしれない。毎朝決まった時間に収集に来るゴミ
収集車。私たちは朝早く決まった時間に、非常に細かく分別して出すことが当たり前に
なっている。しかも一部の地域では、ゴミごとに自治体指定の透明なゴミ袋に入れて出さ
なければならない。
もし、間違ったゴミ袋に入れたら、持って行ってくれない。非常に細かく分別してゴミ
を出すのは国民としての義務のように私たちはいつの間にか思っている。
しかし、この“常識”は正しいのだろうか。
「世界の常識からすると間違っています」と言うのは、首都圏でゴミ処理業を営む白井
グループの白井徹社長だ。
世界、特に米国ではゴミ処理業は効率化が進み企業規模は巨大になっている。そうした
企業にとって住民に細かく分別させるのは、ムダなだけでなく企業活動にとっても国民
生活にとっても迷惑千万だと言うのである。
その理由は、細かく分別すればするほど、物流効率が悪くなる。専用の収集車を何台も
使って集めなければならなくなるためで、それにかかる要員、収集車、時間が加速度的に
増える。
分別せずに一度に集めてしまえば効率は極めて良い。ただし、そのあとでプロがまとめて
分別するためにゴミ処理業の集約化、大規模化が必要条件になる。
日本ではゴミの収集が市町村ごとの縦割りになっているため、海外では当たり前になって
いるゴミ処理業の大規模化が全く進んでこなかった。ある意味では、その縦割りを守る
ために私たちは細かな分別を強いられてきたと言ってもいい。
ソース:jbpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34353
(つづく)
<中略>
■資源ゴミを「持ってきてもらう」ことの大いなる意味とは?
川嶋 白井グループの母体は廃棄物業界で80年の歴史がある老舗企業。ユニークな新基軸
を選択するに至った経緯が気になります。
白井 白井グループは公共と民間という、まったく市場が違う廃棄物事業を束ねた持ち株
会社です。先代から受け継いだ公共の仕事を受け継いだのは兄で、私は民間の方を担いました。
2000年に化学系の廃棄物会社にいた滝口を引き抜いたのは、民間の仕事をもっと拡大
するのを手伝ってもらおうと考えたからです。しかしその後、民間のリサイクル事業を
活性化したことが労働争議に発展するなど、壁にぶち当たった。それが2004年ごろです。
川嶋 なるほど。アメリカ視察は閉塞状態に風穴を開けるためだった・・・。
白井 ええ。新しいビジネスモデルを探そうと、滝口と2人で出かけました。最初に訪ねた
のはウェイスト・マネジメントという会社。日本と違って欧米の廃棄物業界は巨大企業
ばかりなんですが、中でも世界一と言われるところです。
そこの社長に言われた一言が、とても示唆的でした。そのころの私は、事業拡大のため
には清掃工場やリサイクル工場を持つべきかとも考えていたのですが、彼はそんなこと
するなって言うんです。
おまえらみたいな物流専門の小さい会社を統合して、物流のイニシアチブを握った方が
いい、と。
滝口 廃棄物処理のプロセスは収集→処分→加工・・・という具合に分かれます。集めた
後の作業は時代とともに大きく変わりますが、収集・物流の部分だけは変わりません。
白井グループが80年も続いているのは、この物流に特化しているからなんですよ。
川嶋 持ち前の強みを生かすべきだと言われたわけですね。アメリカ視察を終えてから、
インターンシップのほかにはどんな手を打ったのでしょう。
白井 アメリカのリサイクルシステムを参考に、「資源ゴミ買取市」を始めました。月に
1度、新聞やペットボトル、廃油、衣料品などを持ってきてもらって、現金で買い取ると
いうものです。2008年に始めて、翌年には東京・足立区の公共事業になりました。
白井 廃棄物の処理で一番お金がかかるのは物流です。全体の7割が物流費で、中でも最初
にゴミを集めるところが最大のコスト要因になっている。
だから集めて回るのではなく、持ってきてもらうことの意味はとても大きいんです。
アメリカでは「ドロップ・オフ」と言うんですけど、これを応用すれば携帯電話などの
未利用資源をリサイクルする道が開けます。持ってきてくれるのなら、多少なりともお金
を払って買い取れますから。
(つづく)
■リサイクル先進国は資源ゴミを分別せずに集めている!?
滝口 これもアメリカの現状を知ってのことですが、ゴミの分別をやめようというイベント
をやったりもしています。
川嶋 今の日本でそんなことを言ったら悪者になるのでは?
滝口 某区役所の人に「仕事がやりにくくなるよ」と脅されました(笑)。確かに、分別
をやめた方がいいとは断言できませんが、分ければ分けただけトラックが走り回って物流
費がかかる、CO2をまき散らす、という面があるのも事実です。
地域によっては、ペットボトルなど燃えるゴミにした方がいい場合もあります。
エコキャップでワクチンを寄付できるという話がありますが、実はこれも考え物です。
90リットル入りの袋に詰め込んでも100円くらいにしかならないのに、その袋を運ぶ宅配
料金は600円も700円もかかります。最初から宅配料金を寄付した方がいいんですよ。
白井 アメリカではビンから缶、ペットボトル、新聞・雑誌まで「リサイカブル」という
括りで一緒くたです。ヨーロッパもそうですが、ゴミ処理の前半戦ではあえて分けず、
後半戦でプロが分けている。
日本もこれに倣って物流を効率化することこそ、最もエコな選択だと私たちは考えています。
物流コストが膨れ上がる原因を辿ると、規制の厳しさ、中でも業者のライセンスが細分化
されすぎていることに行き着きます。
家庭ゴミと事業ゴミが分かれているのはもちろん、事業ゴミでも業種、モノ、地域などに
よってそれぞれライセンスが違う。結果、ろくに荷物を積んでもいないトラックが何台も
街を走り回ることになるんです。
滝口 リサイクルがモラルに支えられていることも問題だと思います。
本当はペットボトルの周りのシートなんて剥がさなくていいし、ホチキスの針もわざわざ
取らなくていいのに、みんな義務感で面倒なことをしている。もっと自然な流れでリサイ
クル率が高まる方向に持っていく必要があります。
川嶋 何も知らずに多くの人が「常識」に従っている現状は、われわれメディアとしても
看過できませんね。
-以上。省略部分はソース参照-
普通に燃えるゴミで良いじゃん
そのほうが効率がいいのかどうかは知らんが怪しい。
化粧品やシャンプーの容器を持参して販売する方式が
日本でおとがめ受けて、どうのこうのって話があったな
もちろん不潔なのはいけないが、程度の問題であって
こういうのを一律に規制するのはどうかと思うね
取りあえず回っているシステムに手を入れるのって大変だよな。
集積場も、住民への変更の周知もあるしな
わざとてまひまかかるようにやってます。
真面目に分別しないで出してるひとも結構いるし、どれほどの意味があるやら。
ホームに分別されたゴミ箱があるのは見栄えでしかない。
ちなみに自販機の横にカン、ビン、ペットボトルの穴の空いたゴミ箱があるが中はビニール袋が
2枚しかない。なぜならカンとビンは同じ袋に落っこちるようになっているから。
回収、分別は業者がってのはあちこちで始まってるけど
でも自由に競争させるとグダグダになる予感
行政が記事のようにするのが一番かな
ナワバリ規制があって不可能なんだからワケワカランぜ
分別の大雑把だった時代は、午前だけで大方の仕事が終わっていた。
分別が細かくなった今は、午後4時近くまでかかる。実質労働時間は7割増し。
人員や車の数はさして変わっていない。ゴミの総量も変わっていないとすれば
分別化によってゴミ処理にかかる労働効率が極端に悪化したと見なせる。
その他の要素もあるので、そこまで単純に言えるものではないけどさ。
燃えるゴミも、炉が新型になったとかで、基本的に燃える物は合成樹脂でもなんでも入れて良くなった。
火力が上がらず燃料を別に入れているとかバカらしい部分もある
分別させるようになったのが事の発端。
横浜市職員の給料を下げれば焼却炉など簡単に建つのに
分別しろ、生ゴミは絞って水を切れとかやり出した。
エコ論争の真贋
生ゴミで水を切るのは当たり前だろ。重くなるし焼却しずらくなるだろ
あと白井とかいう奴はバカなのか。
うちのところは形や色の違うカゴに分別してまとめて1台のトラックで一ヶ所に運んでいく。
3市35万人のゴミが数100箇所の集積場所から一ヶ所に集められて、そこでかごごとに分ける
それを量ってから業者がもっていく
集積場所にひとまとめに出されたゴミを業者の敷地に集めてそこで分別して、資源として他の業者に売るのに比べてどこが運送費かかるんだよ
同じだろ
まとめられて燃やされます
それがもっともエコだからです
殆どが「燃えるごみだから」って言われて、軒並み燃えるゴミw
分別してる奴が圧倒的にアホ
それに輸送コストよりコストが掛る分別には低賃金で外国人労働使えるし
欧州は欧州で旧植民地へ丸投げ
今でこそ資源高で回収業者がデカイ顔してるが十数年前なんて
集めても赤字だからって古紙とか大口以外は引き取らなかった…
企業のサービスとして、お客様に手間をかけさせる発想は、先ずありえない
しかし行政サービスってのは、国民に如何に手間をかけさせて役人が楽をするかを考える
しかも例によって各種手当てが付いてる公務員なので人件費が異様に高い
なので民営化できるものはじゃんじゃん民営化した方が、サービスも良くなるし経費も安くなる
アメリカってリサイクル先進国なん?
世界でもトップクラスの垂れ流しアポなイメージあるんだけど?
あと以前ドイツで分別してますよってなんかの番組みたんだが
アレは何?
ゴミ処理先進国は例外なく、外国人労働者の低賃金雇用です
全て燃やして灰は肥料にすれば自然にも優しい
住人の出したごみを監視するのを日課にしているようだ。
過剰包装とかはけっこう
流通側にとって便利なんだぜ
そういう意味での合理性はあるからこそ
ここまで広がっちまってる。
もうからねーことは基本やりませんわ
何に重きを置くかで合理性の判断も変わる
一面だけみて非合理だと言い切るのはどうかと思う。
ゴミ減量に効果あったの?
分別面倒だから買わなくなって不況へw
2週に1回は少ない
雨降ったら紙類は回収中止になるし
完全な営利企業でないと無理
ちょっと汚れていたら洗いなおせとか、同じような容器でもペットボトルだったり
資源だったり、燃えるゴミだったり。
発泡スチロールのトレイは燃えるゴミで、プラスチックのトレイは資源ゴミとか。
おもちゃをどこに捨てていいかいつも分からなくなる。
かわいそう…
金属とプラスチックは混ぜない方向で
ノートのリングなんかも金属はやめてほしい。
いったんごちゃ混ぜになったゴミの分別がどれだけ汚くて臭いか
考えてみろ、生ゴミや紙おむつやペットの糞なんかが資源と一緒になって来るんだぜ?
アホですか、記者は
それに収集運搬業者の雇用も創出できるし
日本はアメリカみたいに広くないから、チョコっと走ればすぐに次のゴミ収集場だ。
・・・ただペットボトルのフタ回収はやり過ぎかもな。
あれは偽善だ。
しかしペットボトルの蓋は外して捨ててください。
そうしないと圧縮できないからかさばる。
一応調べてみたけれど、米国でも家庭での分別はやっている
どうもリサイクル対象は紙も鉄もプラもまとめて分別して回収みたい。
日本の細かい分別は欧州(ドイツあたり?)の流れなのかねぇ・・・
>>1は真実です。
ゴミの分別は役所と業者の利権に他ならず、コスト高を招くだけです。
実際にはリサイクルされる品目は少なく、大半が埋め立て処分されます。
有害物質を含む危険物を分別し、
破砕機が停止してしまう長尺物を裁断さえすれば十分です。
何故なら工場ではすべて同じラインで処理するので、分別しないほうが安上がりで助かるのです。
あとは水分は少ない方が処理は楽です。
結局は働き口を確保したいだけなのです。
三重県桑名市の施設が、ひどくコストがかかっていることで知られています。
エコのお題目は高い税金という形で、確実にあなたに返ってきます。
利権つーても、自治体で採算でかろうじて黒字になってるのはアルミニウム回収くらいだと
どこかの報告書で見たけど。紙もか
おっしゃるとおりリサイクルして利益が上がる資源は、
鍛造するほどに科学的に安定するアルミニウムだけです。
そして支出を作ることが公職の利権なのです。
そこに名目と役職があって、不祥事さえ起こさなければ内容はどうでもいいのです。
民間がコストがかかりすぎてできないサービスが、
ゴミ資源回収ですからエコは格好の大義名分です。
ドイツの環境への取り組みを学べとエコ路線に入ったものの、
肝心のドイツがあまりの非効率さに方針転換せざるを得なくなったのです。
ようやくエコ路線への転換が一段落した日本は、
コスト高を知りつつもやめるにやめれないのです。
アメリカを例にあげてるが、ではアメリカは理想的な社会なのか?
なんでも国際化するのはよくありませんが、
日本に先行した事例をよく研究することは大切です。
市民へのエコ意識の啓蒙的意味もあるんだよ
楽に捨てられるからといって買っては捨て捨てては買っての大量消費社会はもう終わりなんだよ
それならばゴミ減量を説けばいいのですが、
エコという響きの訴求力は絶大なようです。
市民に分別をさせるということは、自分達の食い扶持を確保することにつながります。
分別は大事だろ
そのとおりですね。
安全面からも危険物は分別すべきです。
しかし原料別に分別する必要があるのは、不燃物くらいでいいのです。
プラスチックなども分ける必要はありません。
回収と処理がスムーズに行われることが肝心です。
本当にめんどくさい
ゴミ分別の異常な世界
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